Contents
秘伝の粕床で漬け込む、伝統の技を体験
工房を訪れたらぜひ体験したいのが、守口漬の「漬け込み仕上げ体験」(要予約)。守口漬では、途中何度も漬けかえながら2年かけて完成させますが、そのうちの仕上げ工程を体験できるというもの。味の決め手となる重要な作業で、酒粕とみりん粕を熟成させた、秘伝の粕床が入った樽に細長い大根を巻いて漬け込んでいきます。ちなみに、守口漬は奈良漬けの一種ですが、あいちではみりん粕を加えるのが特徴だとか。
体験した参加者からは「職人さんは簡単そうにやっていたのに、やってみると難しい」「工程が多くてびっくりした」などの声が。漬けたものは、自宅で2~4か月寝かせてようやく食べ頃を迎えます。自分で作った漬物は、おいしさも格別のはず!
このほかにも、好みの漬物を刻んで酒粕と混ぜる「自分だけのまぜまぜきざみ奈良漬体験」(要予約)や、無料の工房見学、冬の収穫時期には「守口大根ほりほり体験」(要予約)なども開催されています。
-
塩漬けから仕上げまで、計5回漬け込む
-
木曽川河畔で契約栽培される守口大根。最長記録は191.7cm! -
体験&工房見学は、工場が稼働する平日のみ開催
試食やお土産選びも楽しい、工房併設の直売店へ
工房には、直売店「漬処 壽俵屋 扶桑總本家」が併設されています。店頭には、守口漬をはじめ、うり、しょうがなどの奈良漬け、守口大根菜醤油漬けなど、さまざまな漬け物が並びます。試食も用意されており、気になった味を確かめられるのがうれしいですね。
また、毎日数量限定の「蔵出し」や、一本長いまま袋詰めした守口漬、自家製の粕床、守口漬入りパウンドケーキなど、ほかにはない商品はお土産にぴったりです。
守口漬を使ったグルメなら、犬山城下町にある姉妹店「壽俵屋 犬山井上邸」「壽俵屋 犬山庵」へ足を延ばすのもおすすめ。人気のもりぐちソフトや、こだわりの粕床で漬けた魚料理などを味わうことができます。
-
工房併設の直売店。体験や見学受付もこちらから -
香り高く、透明感のある琥珀色が特徴
-
木樽入りの守口漬は、贈答や土産に人気 -
直売所に展示された、守口大根のレプリカ







